夏の大会まで中止とは・・・悔しかろう。

昨日5/20に主催者側の発表があり、今夏の地方大会と甲子園での選手権大会が中止となった。

新チーム結成後の秋の成績が良かっただけに誠に惜しい。技術委員長の評価も『夏秋と公立高校に惜敗と少しずつ力をつけて来た。今後に期待したい』と良かったこともあって今夏は大いに期待していただけに残念の極みである。

部員諸君は悔しいことであろう。この一年、高校生活を賭して踏ん張ってきたのは夏の大会があればこそと思う。春の選抜が流れたときは夏があるからここは我慢してと思ったが、こと夏の大会までもぎ取られては悔しさを通り越して悲しくなろう。

記者も卒業以来50年近くになるが、夏の大会の思い出一つで生きてきたからだ。勝ち負けでも打った守ったでもなく、ひたすらその大会に名を連ねたという事実こそに生きてきたということである。勿論先輩後輩問わず現役含めて皆グラウンドに数多の思い出を残してきたのに間違いないが、そうは言っても集大成の夏の大会がないというのは如何とも・・当事者が後年どういう思いをするのか想像だにできず、恐くて声も掛けられそうにない。

永い人生いろいろあるさとは言える。もっと悲惨な憂き目にあった人だってある。これからもっともっと楽しいことがきっとあるぞとも言えよう。けれども高3の夏はやはり一度しかないのである。

選手・マネージャーの心情は察するに余りある。

悔しかろう。思いっきり泣け、泣いて泣いて泣きはらせ!

泣きつくした先に何か見えたらひたすらまっしぐら。それができるのが野球部員と思う。(記者S)

2020年05月21日