記録「3球でチェンジ」
母校チームの今夏初戦敗退は大変残念であったが、面白い記録が残った。
3回に母校ピッチャー長田君が相手校を「3球でチェンジ」に仕留めたのだ。これは面白い!
改めて考えるとこれはなかなかスゴイことだと思う。ピッチャーの投球術、相手打者の拙攻、味方野手の堅守がピタリ揃わないと成し遂げることはできない。事実長田君は2回の投球が冴えて2三振を奪っており、3回の相手打者の早打ちを誘ったと言えよう。
ネットで調べてみると、高校野球では2球で3アウトというのが見つかった。打撃妨害で出たランナーを次の1球で併殺に仕留めたというもの。打撃妨害の際の投球はカウントされないというルールもあっての記録だ。プロ野球では名投手別所が「3球でチェンジ」を8度も記録しているそうだ。ヒットを打たれても牽制でアウトを取ったケースもあるようだ。他にも幾つか記録されており、ランナーありでリリーフした藤田が2球で3アウトを取ったという記録もある。近年では涌井も「3球でチェンジ」を記録している。
今回の母校ケースは正真正銘の「3球でチェンジ」である。ノーアウトランナー無しから、打者一人づつ遊飛、捕邪飛、遊飛といずれも1球で仕留めたのだ。
ご存じだろうか、「最短時間試合」という記録を。県夏大の最短時間試合は昭和25年に母校と県商工の決勝戦で記録された。57分という短さだ。何をどうするとこうなるのか、想像し難いものがある。この試合でも「3球でチェンジ」があったかも知れない。
いずれにしても母校チームの関わる公式記録として今回の「3球でチェンジ」という記録も長く残りそうである。(記者S)
※誤記や勘違いがありましたらご容赦ください。
※ご意見・ご感想を是非事務局までお寄せください。
⇒ 事務局メルアド jclub.baseball@gmail.com